壁や床の断熱だけではなく、窓などの開口部の断熱性能を高めることもお住まい全体の断熱を考えるうえで重要なポイントになります。熱の流出入の大半が窓やドアを通して出入りするので、冬は暖房の熱の6割が流出し、夏はエアコンを付けていても外から熱が流入するのです。
前回のコラムでもお話ししたように、マンションには「共用部分」と「専有部分」があり、所有者個人がリフォームできるのは原則専有部分に限られます。そのため、窓やサッシは共有部分に該当してくるため、交換はほとんどできません。そこでおすすめなのが、「内窓」です。内窓とは、既存の窓の部屋側(専有部分)に設置する窓のことです。既存の窓と内窓の間に出来る空間(空気層)が断熱効果を発揮し、室外の温度変化の影響を室内に伝えにくくします。
■断熱性能アップ・・・内窓を設置することで外窓との間に空気層を作ることが出来るため、室内の熱が外に逃げにくくなります。
■結露しにくい・・・内窓を設置すれば、室温と外気温の差が軽減されるため、結露の発生を抑えることができます。
■防音・・・内窓にすることで、冷気だけでなく音の侵入も軽減することができます。同様に、室内からの音漏れも軽減できるので、楽器の音やペットの鳴き声が気になっている方にもお勧めです。
■防犯対策・・・内窓にすることで、施錠も二重にできます。視覚的にも防犯意識の高さをアピールできます。また、実際に窓ガラスをやぶろうと思っても通常の1枚のガラスよりも時間がかかってしまうため、万が一不審者に狙われても侵入を諦める可能性が高くなります。
内窓はマンションの断熱性を高めるために非常に効果的です。壁や床の断熱工事も併せて行うことで断熱性能をより高めることもできますので、気になる方は、ぜひ一度エコワークスまでお問い合わせください。
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