エコワークスでは、性能向上リノベーションを行っています。
性能向上とは 断熱性・耐震性・耐久性を弊社の新築同様に向上します。
今の暮らしに合わせた間取り変更だけでなく、快適で地震に強く、エコな家に 住んで頂きたいからです。
性能向上(断熱性・耐震性)の為、床・壁・天井を解体していきます。
今回の画像はスケルトン（構造躯体）状態になった際に行う構造検討会の様子です。
構造検討会を行っているその理由は・・・
実際に壁や床、天井を解体しないと見えない・知れない建物の裏側があるからです。
昔の図面に書いてある柱や梁、筋かい等、大切な構造体・断熱材が実際に施工されてない事や、
使用されていても、必要な大きさの材が使われてない場合も多々あります。
なかには雨漏れや配管の漏水、基礎のひび割れや、木材の腐食、白蟻による被害などが発生している場合もあります。
それらを私たちは、実際に自分たちの目で確かめるために、解体後のお宅を、
技術部部長はじめ、工事監督、設計、営業、担当以外の工事部の複眼で
さまざまな角度で構造検討していきます。
既存図とリノベ後の図面を照らし合わせながら、 この柱は取れるのか？逆に柱を追加したり、
梁（床・天井を支える構造体）補強の添え梁のサイズを決めたり 筋かい（耐力壁）が計算通りに配置できるか、
雨漏りは無いか？ 構造だけでなく、間取りやドア等の使い勝手、照明の配置などトータルに検証します。
また、リノベーションは既存の基礎を既存利用する事が多いため、
鉄筋探査（鉄筋の有無）やバキンっとシュミットハンマー（コンクリート強度探査）を行い
基礎の強度、耐震性の検証や床下エアコンに適しているか等検証します。
今回のお宅は茶道につかう水屋や炉もきってあり、軒が深くとても美しい数寄屋造りのお宅。
素晴らしい和風住宅が、高性能で使い勝手を現代風にアレンジされていきます。
どんな変化をしていくのかこれから楽しみです。 