今回は3月に投稿させて頂いた【床下でわかること…】の続編の天井裏版です。
すでに九州は梅雨の真っただ中ですが、、、雨漏れしていないかぁ、
天井からミシミシ聞こえるけどなぁ...、天井裏が気になるけども…(-_-;)
だけど、天井裏を見るためには、、、
・荷物がいっぱい入っている押入れからしか入れないもんなぁ...。
・そもそもどこに天井点検口あるのか分からないしなぁ...。
・怖いしなぁ...。
天井裏の確認は何かと面倒で危険な作業なのでご自身ではなかなかできない場所のひとつではないかと思います。
注:実際、天井裏の移動は危険なので専門家がいないときはできるだけ避けましょう...汗
さて、主に天井裏で気になる点と言えば、
・屋根裏から夜な夜な動物の足音や声がする...。
・地震後できた雨染みが気になる...。
・夏場めちゃくちゃ暑いけど断熱材って入っているのかなぁ...。
・建具が動かなくなっているので天井が下がっているのでは...。
・壁から白蟻のような虫が出てきたけど...。
などがあげられると思います。
エコワークスリノベーションにおける耐震診断ではこのような点もしっかり確認します。
まずは雨漏れなどの劣化状況を確認します。
建物は柱や梁などの構造体が腐朽してしまうと耐震性が落ちてしまいます。
また、断熱材なども濡れてしまったり、湿度が高いとカビが生えたりして
断熱性能も落ちている可能性がありますので、次のような項目を確認します。
・屋根の裏、梁の上、天井の上などの水染みがないか?。
→水染みに埃が被っていなければ最近の水漏れ、
被っていれば逆に最近は漏れていないと推測します。
・部材をしっかりと固定する金物のサビがないか?
→地震などで大きく揺れた際に踏ん張ってくれる金物が
弱っていないかどうかの重要な確認点です。
・天井裏に水染みがないか?
→屋根からの雨や、小動物の老廃物(お○しっこ)などの
可能性があり、断熱材にカビなどが生えていることも
あります。
画像1 梁の水染み、断熱材の染み・カビ
また、床下でも記載していますが、構造的にもお手持ちの図面が
柱の位置、筋かいの位置など現場と違うこともあります。また、
金物の留めつけが規定通りでないことこもあるので、しっかり
確認しないと正確な耐震補強計画ができません。
画像2 釘の留めつけなし、鉄骨梁の施工
白蟻の巣や蟻害を発見することもあるので、できる限り被害範囲を確認する
ことも解体後のご自宅の計画変更を最小限にしてくれます。
画像3 白蟻の巣、白蟻による梁の割れ
これからの時期、天井裏での調査は脱水症状との戦いになりますが、安心で快適な
家づくりは現在の性能をきっちり把握することから始まります!
しっかりとできる限りの調査を行い、本当の性能向上をご提案
させて頂きますm(__)m
>>エコワークスのリノベーションCONCEPT