想い出のある住まいを「次世代(子供・孫)へ残したい」けれど、どこの住宅会社へ行っても「建て替え」を勧められる。
リノベーションを検討していると一度は経験している方が多いのではないでしょうか?
今の住まいを壊したくないとハッキリと伝えているのに
私たちも8年ほど前まではそうでした。(汗)
現在は、リノベーション事業部としてスタッフが揃ってますが、当時は新築専門でリノベーションのリも知らない時代、語弊があるかもしれませんが「建て替え」の方が更地に新築で簡単・楽なのです。
今日は、そんな悲しい経験をされた方へ
新築して20年数年以上前の家は、現在の耐震基準ではないことから耐震診断が必要です。
新築当時の図面があれば良いのですが、無い場合も多く図面がある場合でも柱の位置が違っていたり・・・
やはり現地調査を床下・天井裏へ入り行わないことにはリノベーションできるかどうかは判断できません。
同時に住まいの診断、劣化(住んでいる年月の間に品質・性能が悪くなっていないか)診断を行います。
耐震診断は建築士なら誰でもできる?
耐震診断の分析方法は確立されていますが、診断専門の「公的資格」は用意されていません。
現況の見極めは、経験で判断が左右されるので、研鑽を積んだ技術者に依頼したいところです。
一般的に、一級建築士が建築業界では最も万能な技術者だと思われているようですが、耐震診断に関しては、必ずしもそうとは言えません。専門家で診療がわかれる医学分野のように、建築業界も専門性は細かく分別されます。既に建築されて何年も経過している建物の耐震性を分析するには、それ相応の知識と経験が必要なのです。
さぁ、”運よく”現地調査していただいた。「いくらくらい予算がかかりますか?」と聞いてみると
「見積もってみないと判りませんね」大抵このような回答でしょう。
でも、待てど暮らせど見積書の回答がありません。これも「リノベあるある」
今のお住まいの解体しないとわからない箇所を現在の建築基準へ性能向上させて見積作成できる設計士・技術者が必要。
新築しか設計見積りしたことしかない建築会社は、この能力を持ち合わせていない。且つ、20数年前の経験がありません。
現在の新築は建築材料が工場で加工され製品化しているものが多用されています。最近の多くの大工さん、特に手間受けの大工さんたちがノミを使わなくなってきた理由です。リノベーションになるとそうはいきません。新材と既存の材料(古材)の取り合いをしながら工事しなくてはなりません。
ながながと述べました。
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