今回は、日頃、住宅の調査時に使っている道具をご紹介しますね。
少しこだわりのマニアックな話題になります。
■調査の依頼があった際に、必ず携行する道具は5つです。
調査中は身に付けています。(5種の神器とまでは言いませんが、)
■写真の左から、(左端の黒いボックスは、ツールボックスです。)
①レーザー距離計 ボッシュ GLM500(5cmから50mまで距離が測れます。)
②デジカメ オリンパス TG-6(腰ベルトにいつもぶら下げています。)
③スチールスケール タジマの MODEL G7(5.0mタイプ)
④GENTOS(ジェントス) LED 懐中電灯 マグナム
⑤土牛産業製 にんにく玉打診棒(別写真でアップします。)
■一つ一つにこだわりがあり、気に入って使用しています。
①カタログ値では、計測誤差が±1.5㎜程度あるとのことですが、
住宅調査時の使用感としては、誤差をまったく感じないレベルです。
天井高さや吹き抜けの大きさを確認するときに使っています。
長さばかりでなく、測定した距離から面積を計算したり、
勾配も計測できますので、利用範囲が広く大変便利な道具です。
50mまで計測可能ですので、建物全体の寸法を計測したり、
天井裏に潜った時に屋根の勾配の確認にも使用しています。
②オリンパスはデジカメから撤退してしまいましたが、
この機種は、根強い人気があり、発売されてから1年以上経過してから
購入したにもかかわらず、あまり値崩れを起こしていませんでした。
最近のスマホのデジカメ機能は、撮影された写真や機能には、
美しさで目を見張るものがありますが、(私の場合、iPhone8 です)
画像が二次元的でとてもかたく感じられ画像を拡大すると画素が粗いので、
どうしてもその点が優れているTG-6を利用してしまいます。
このデジカメは、GPS 機能を搭載しており、Google Photoへ登録してしまえば、
後日、場所検索にて写真を探すこともでき、とても便利に利用しています。
③スチールスケールは、タジマ製です。
スケール幅が25㎜あり、少しずつ伸ばしていき自立させると3m位までであれば、
そのまま立っていることができますので、レーザー計測できないようなときには、
このスケールが登場することになります。
また、小回りも効きますので、通常の計測はこちらを使っています。
④GENTOS(ジェントス) LED 懐中電灯は、とても明るく、
暗いところで調査をする際に大活躍です。
一番明るい輝度にすれば、450ルーメン程度ありますので、
6 m先の筋かい等は、筋かい頭をハッキリと視認することができ、
わざわざ近くまで寄ることなく、確認できる優れものです。
LED の輝度が高い(とても明るい)ので、直接見るととても眩しく感じます(笑い)。
⑤土牛産業製「にんにく玉打診棒」は、
壁の浮きやタイルの浮きを確認するときに利用します。
頭が、「にんにく型」になっていることがとてもポイントでして、
一般的な打診棒に比べて、大きな音がするので、
外壁の浮きやその他の異変に関して、発見しやすくなります。
■まとめ
依頼を受けた住宅の調査をするのに利用するものであり、あまり安くない製品もありますが、
少しでも的確な判断ができるようにと道具を選ぶところから努力しています。
道具がいくら良くなりましても、調査をするのは「人」ですから、現地の状況を判断したり、
見落とさないようにしたりする目や判断力を磨くことにも努めています。