エコワークスではリノベーションなどの性能向上検討に耐震診断を行うこと
があり、私も所属する専門の調査チームがあります。
耐震診断を行う場合、何よりご自宅の正確な情報が必要となるので、図面の
有無に関わらず「現地調査」が必須となります。
今回は、現地調査の中でも特に普段の生活では見えてこない天井裏（小屋裏）
で確認していることを紹介をしたいと思います。
天井裏は、居室の上、屋根の下の間のとても狭く暗い空間です。
足元も不安定ですし、これからの時期暑さや湿度で過酷な状況にもなるため
確認も一苦労ですが、
実はご自宅の耐震性や断熱性などを知る沢山の情報が隠されています！
狭い空間なので見えない箇所もありますが、柱1本1本丁寧に見ていくと、柱の
位置や太さ、柱や筋かいを接合する金物類、筋かいの位置、劣化など把握する
ことができます。
また、筋かいの位置がわかると、先のリフォームでエアコン配管や電気配線の
ために筋かいに穴を開けてあったり、窓や壁埋込式の手洗いなどを設置するため
に筋かいを切断してある可能性がある...なんてことも想定できます。
さらに、地震や木材の劣化、白蟻などによる被害がないか？を確認することに
よって、より実際の性能に近い正確な図面を作成することができます。
正確な図面をもとに、正確な耐震診断を行うことで、正確な評価を行うこと
ができ、ひいては効率的なリノベーションの提案を行うことができるのです。
耐震性もやっぱり心配なお客様はぜひ一度エコワークスまでお問い合わせ
ください！